まあ、そうなんですけれどね。
日本の将来を予測する少子化推計には、まあまあ少子化対策がうまくいった場合、普通の場合、うまくいかなかった場合みたいにシナリオ別にはなっているけれども、別に今回の報道は、出生数がこのシナリオの低位シナリオを下回った、という訳ではないらしい。
(私も専門家ではないので、報道資料をぱっとみただけで把握はできないのだ)
しかしいずれにしろ、内閣府でシミュレーションされている未来予想からは大幅にはずれてはいないようで、この数字にニュースバリューは本当にあるのか疑問だが、年始の報告に対しこういうコメントには、そりゃあなるか……と思う。
予想通りだからといってハッピーというわけでもない。
「地獄への特急列車、今順調に三途の川駅に着きました」って感じだものね。
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/meeting/taikou_4th/k_1/pdf/s3.pdf
内閣府の資料。これを見る限り、90万人を割り込むのは、まあ既定路線ではあるように思われる。
hanjukudoctor.hatenablog.com
以前にこういうのを書いた。
婚外子が社会に認められるようになれば、もう少し出生率が増えるんじゃないか?
しかし現実は週刊文春を代表とするようなマスメディアは、社会の非寛容化をますます進めており、ただでさえ絶滅に瀕している日本の性行動にさらにトドメをさしているのではないか。
という話でした。
では、どうしたらいいか。
社会規範を変えることはなかなか難しいし、政策誘導もできない。
例えば「日本婚外子協会」という少子化担当大臣の監督下の外郭団体を作ってみたらどうだろう。
現在の日本では不倫、婚外子に対するバッシングが少なくないが、もう、政策として婚外子への差別はあかん、ということを公言しちゃうのである。
むしろ婚外子は国を救う宝なんだよ。と。
具体策としては、
などだ。
もちろん、婚外子に関連しうるマスコミ報道に対しては愚直に声明文を出す。
つまり『文春砲』が炸裂するたびに「いやいや、こういう恋愛が、少子高齢化に貢献する可能性もあるんですから、これでバッシングすること自体は婚外子協会としては反対しまーす!」といちいち反論のコメントを出すのだ。
スキャンダル報道があれば、当人は世の中すべてが自分の敵にでもなったように心細いと思うが、それを緩和できるくらいの効果はあるだろう。政府筋が応援するんだぜ。
文春砲がなぜ恐怖の的かといえば、あとでじわりと効いてくるのは、契約している企業CMが手を引いたりするからなのだが、婚外子協会ではこういったタレントのスキャンダルにもタレントに寄り添い、支援・対応してゆく。
それぞれの事案ごとにフォローアップし、例えば、企業のCM契約がどうなったかというのも数値化し、不倫騒動の前後でCM契約を引き上げる企業には、「婚外子協会」から抗議文を送りつける。
もう少し事例が集積すれば、文春砲が発せられた瞬間に、事務所と連携をとりあって、提携先企業へ釘をさすような文書を送ってもいいかもしれない。
なんなら、婚外子協会から、AC(公共広告機構)へ紹介して、逸失したCM出演料の代わりに補填することさえも検討しよう。
婚外子協会の会長は、人脈が広く、怒らせたらめんどくさそうな著名人を起用する。
もちろん、文春砲のすべてに対応するわけではない。
これは「婚外子協会」なのであるから、例えばLGBTの方の恋愛が暴露されたり、SMバーでご乱行みたいなやつは、出産に繋がらないわけなので、支援しない。40歳以上の女性のスキャンダルに対しても、支援はしない。
あくまで、少子高齢化に貢献できそうな性行動を支援する。
こんな協会作ったらええんちゃうの?
なんて僕は酒の席でよく冗談めいて、いうのだけれど。
それくらいやらないと、日本の婚外子蔑視の社会意識って変わらないんじゃないか。
というか、ここ数年さらに非寛容化している風潮を、せめてもとにもどせたら、それでいい。
* * *
ただ、もともと婚姻制度もフリーでオープン。なおかつ育児先進国でもある北欧のフィンランドでも近年立ち枯れるように出生率が激減している。
制度を洗練させたからといって少子化が改善されるわけでもないようだ。
その他のBlogの更新:
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『鬼滅の刃』 - 半熟三昧(本とか音楽とか)
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まとめ的な記事が2つ。これ、はてなブログのお題だったみたいですけど、お題としてエントリし忘れていましたな。
あと、漫画編もあったけど、実は量が多すぎてやめた。
ジャズブログ:
セッションのバランシングとマネジメント: - 半熟ドクターのジャズブログ
セッションにおける意識と振る舞い方に関する一考察。ちょっと長くなりすぎました。