実はちょっと前に、長財布を買いまして半年ほど使っています。
「稼ぐ人は長財布」という本が、ちょっと前にありましたね。この本私は書店でぱらぱらとしかみていませんが、ネットでも本の紹介的な記事もあり「お金をのびのびと休ませてあげることでお金に対する敬意を払う」とかいわれたら、
「んなあほなー(笑)」とか思いつつも「そうかなー…」とか思ったわけ。(割と人に流されやすい…)
- 作者: 亀田潤一郎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/12/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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単純に、尻ポケットに財布を突っ込むという今までのスタイルに限界を感じていたのもあり、心機一転長財布を買うことにしました。
その記事には 財布の値段x200で年収とか書かれていたように思いますが、実際そんなことを言っていたらどうなん?という値段になりますし、まずは、今までの財布からすこしだけ背伸びした値段のものを購入。尻ポケットには入れないものの、薄くて軽いものを購入しました。
小銭入れがついたものにするかどうか非常に悩んだのですが、結局薄いマチの小銭入れ付きのものにしました。ズボラな自分の性格では、小銭入れを別に持ち歩くっていうのはかなり無理があるなあ…と思ったりもしましたから。スタイルの変革をするにも、漸進主義でないとうまくいかないものですからね。
しかしまあ、正直あんまり入りません、小銭。
持ち物が変わったり、住む家の間取りが変わったりして、今まで役に立っていたものが役に立たなくなったり、逆に役に立たなかったものが、便利なアイテムに変貌したり、生活のパターンが少し変わることで、自分の身の回りのモノの価値が変わるのを感じるのがすごく好きです。
なぜだろう。
価値の相対化は、逆に言えば物の絶対的価値が揺らぐことにつながるわけですが、僕は相対化・不安定化に快感を感じるタイプらしいです。
今回 尻財布から長財布に変わったことでいろいろな変化がありました。
1:手ぶらが厳しくなった。
二つ折の尻財布でありますと、尻に財布をつっこんでぶらり外出するというのが基本的なスタイルでありました。逆にいついかなる状況でも財布は肌身離さず持っているので、気分的には楽だったんです。
長財布はさすがにそのようにはいきません。
尻に長財布をつっこむことも可能といえば可能ですが、抜こうと思えばいつでも抜けるし、油断すると落ちてしまいます。むしろ危なっかしいことこの上ない。
ジャケットの内側の胸ポケットに入れるのも考えましたが、やはりスーツの型崩れになるので、あまりこれも楽しくない。
ゆえに、他に荷物を持っていないときには、財布だけ手に持って移動したりもしたのですが、まぁこれが気持ち悪いこと!昼休みに買い物にでるOLならかわいらしいですが、おじさんが手に財布もつさまはいかがかなあと反省。
結局、ビジネスバッグと、A4サイズのものを持ち歩かない時に使うようなボディバッグも買う必要性が生じました。
2:財布は傷みにくい
尻に入れていると、尻肉とズボンとの間でかなり摩擦されるので、消耗が激しいわけですね。
長財布はゆったりと鞄のなかに入れているので、あまりいたみません。長持ちしそうな気がします。
パンツの方も、いたみにくくなったと思います。
3:中がよく見えるので、整理しやすい
確かに、お札を入れるのに、長財布の方が圧倒的に収納しやすいですね。レシートとかも、札部分と分けて容れられるので、後でチェックしたり、必要な領収書を分けて置いておくことがしやすくなったと思います。
しかし薄さを身上として財布を購入したので、そんなに沢山のものは入れられないのが難点。
手ぶらが厳しくなったので、ちょっとしたバッグを持ち歩く習慣が身につきつつあリます。ボディバッグ、仕事用のトートバッグであれ何にしろ、財布の上に一つ容れ物を要する。
バッグを持たないで外出すると不安を感じるまでに変化しましたから、十代の頃からの20年来の習慣、尻に財布をつっこんで手ぶらで外出が当たり前だった自分の意識が、ここまで変わるものか、と不思議でさえあります。
結果的には長財布を買った事により、
・長財布
・ボディバッグ的な小さなバッグ
・仕事のものを持ち歩くビジネスバッグ
を買い換える羽目になり、それはそれで面白い現象だなと思いました。