ええと、僕は見てくれこそお洒落とは無縁な感じの30台男、不細工大陸出身なわけですが、普段よく読む雑誌はPENだったりなわけです。雑誌読みは、それだけで僕の立ち位置を察してください。
この秋からちょっと痩せたからって、服買いたいモードになっております。「子供と遊ぶ時に、息が切れるのは非常にまずいぜ」という後ろ向きな理由でエクササイズを始めたのですが、案外につぼにはまって、結局2009年の2月から比べると、10kg減りました。筋肉の量は相応に増えているので、体型的にはかなり絞れたことになります。やったあ。
ま、基本は地味、地味ファッション。ジミジミ Jimmy。
ジャズマンでいうと、Jimmy Heathです。
え、それは地味だ。
だけど、実はハイファッション系の番組を見るのは好きで、今はDVDレコーダーにて、ファッション通信とTokyo Fashion Expressを録画しているわけです。
「資生堂プレゼンツ……」で有名な『ファッション通信』は、学生の時にも結構みていました。今思い返すと、一番最初に見出したきっかけはモデルさんのビーチクだったような気がしますが、今はビーチクはどうでもよくて、ファッションというものそのものが、それなりに面白い。
なぜこのような番組をみるかというと、結局のところ、銭を持っている奴は銭もっているやつのファッションへの関わり方があるし、センスのある奴はそういうファッションへの関わり方もあるけれども、知的な形でのファッションへの関わり方もあるだろう、と思うからです。
自分としてはファッションというものは知的なものであると考えたいから。
ファッションは、もちろん、比率・素材、色彩などの要素に還元してとらえることも出来るわけですが(ショップでリアルクローズに接する時は、普通そうですよね)、19世紀から連綿と続く、文脈と記号の羅列、という側面でも捉えることができる。
ショーをみないとそういうのは見えてこないし、逆にショーをぼやーっとでもみていることで、そういうのはなんとなくわかるものです。あー、六甲アイランドの、ファッション図書館、改めて行ってみてえなあ。
というわけで、子供が寝てから(もしくは寝てないときも)そういうのを見ているわけですが、
先日、うちの嫁が、うちの母に、うちの旦那はファッション通信とか、結構ずーっとみていますよ、学生の頃からみています~と、話をしたらしいですが、
そのときに母の発した一言
「キモっ!」
キモくないっちゅーねん(弱気)
あ、ところで、ファッション通信、というのは、ふぁっしょんつうしん、でいいんでしょうか?うちの嫁はなんでもかなり本則どおりに音便をする人なんですが、これは、ふぁっしょんづうしん、ではない。ない?あ、ない。
ところで、うちの病院に渋い系の循環器のドクターがいるのですが、決してひけらかしはしないのだけれど、いつもさりげなくいいものを着ていたり、ちょっと会話をしたら、底知れないレスポンスがかえってくる侮れない方がいまして。
先日も、医局の飲み会でその方を交えて「『ファッション通信』とかみてますよ~」とかしゃべっていました。普通のリアクションでは「ふーん」とかそういうものですが、その方だけが
という、リアクションでした。うわあすげえこの人。やっぱり侮れなさ過ぎる。