コロナ・コロナ・コロナ…
第五波はかなり厳しかったが、その分鎮静後は長かった。
しかしオミクロン株の流行。第六波どうなるんだろうな。
重症化率は必ずしも高くはないということだから、過剰に怯えるべきではないのかもしれないが、今までとウイルスの性格が異なっていることを加味して対策しなければいけない。日本って、そういう戦局の変化修正がわりと苦手だよね。
気がつくと大晦日
なんやかや色々大変だったので更新が滞っておりました。
来年もよろしくおねがいします。
岸田政権「分配」
初会合に臨んだ岸田文雄本部長(総裁)は「大きな時代の変革期に当たり、われわれ自民党が日本の未来を見据えて経済・社会体制の在りようについてしっかり考えていかなければならない。これが実行本部の存在意義だ」とあいさつ。「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした「新しい資本主義」の実現に向け、政府と党が一丸となって取り組んでいこう(後略)
格差拡大に対してなんらかのブレーキをかけたいというのは全世界的な解決課題である。
だから、岸田政権の言っていることは、わりといい線をついているのでは?と私は思った。
話題の根幹はピケティの話とか。穏健な政策としては、国際協調の徴税制度(全世界的にタックス・ヘイブンに対する対策などがとられたり、所得税の累進課税化・法人税の増税)が今後10年あまりでとられることが予想される。
ただ、日本国内の対策を先んじて行うことはなかなか難しいんじゃないか。
そういう分配の仕組みの再編は、経済強国が行えることだけれども、日本は、企業生産性や国際競争力が相対的に落ちている現状。
サッカーでいえばJ2落ちになりかかっている、という喫緊の事態をなんとかしなければいけない。
国際間の鍔迫りあいに勝たないと、国際政治では、他国は言うことなんて聞いてくれないよね。
せっかく中国が、戦狼外交の行き詰まりや経済成長に暗雲が立ち込めている好機なのに、ああいう発信で海外機関投資家に「ん?」と思わせるのは、ちょっと早計だったのではないかとは思った。
第二次安倍政権だって、まずは圧倒的な経済成長にて指示基盤を固めておいてから、自分のしたいこと(改憲)という順番だった。
そしてその改憲も、できなかった。
まずは自分の権力基盤を盤石化しないと、ああいうことは言っちゃいけない。
衆議院選挙の勝利で冷静さを失っていたのだろうか。
根本的な改革を行う状況ではないように思われる。
新人で初当選した議員が「日本を!変えます!」みたいなこと言っている上滑り感が、少し残念でした。
でも、もっと残念だったのは、そういった世界的な潮流を踏まえた岸田発言なのに日本の「一般庶民」「マスコミ」には全くピンときていなかったことだ。むしろ一世代前の「社会主義」的な文脈で受け取る人が多いように思う。
国際的な問題に対する関心の低さが、ここ30年間でかなり進行してしまったのかもしれない。
その意味では、昔は「政治は三流、経済や国民の資質一流」のように言っていたのが、もはや国民の教育レベルも一流ではない時代だと思う。
若い世代に期待したいところだが、本当のことをいえば、私の前後30代から50代がもっと変わったら、日本はもっと変わっていくのだろう(反語的表現)
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