ええと→前回の続きですが、光を導入することにしたわけですよ。
まぁ、きっかけは、(鼻唇溝が)長澤まさみ似のおじさんがセールスに来たからなんすけどね。
そのおじさんのあまりにIT企業っぽくないぶりに、哀れみを禁じえなかったりしたわけです。
あとにして思えば、最初のセールストークが象徴的といっていいでしょう。説明が、とにかくわかりにくい。中学高校の社会の先生とかに、こういうわかりにくい話し方をする人がたまにいます。丁寧に説明してくれているんだけど、この人が何について話しているのか、途中でわからなくなるんです。
明らかに説明することに慣れていない。微妙に挙動不審な、そわそわきょときょとした感じですし、というか、おじさん、ひょっとしたら人見知り?
こっちが加入する気が満々だからさいいけどおじさん、その説明では買う気ない人を落とすことはできないよーとか内心思っていました。*1
そもそもの問題が、おじさん自身がこのシステム自体をあまりわかってなさげなところ。質問とかしても、打てば響くように答えが返ってくるんじゃなくて、「う、あー、……どうでしょう?」みたいな感じでなんかふにゃふにゃしている。「ちょっと上のもんに聞いてみます」みたいな感じで、携帯を取り出して、部局の人に確認をとったりして。
……おじさん、遠隔操作されてます。
で、僕が言ったことを部局の人に要約して説明しているのを聞いているだけで、おじさんの理解力というか、国語力というものは透けてみえてしまうものです。そしてその頓珍漢な要約に対する頓珍漢な回答で、ますます言葉のピンポンは混迷の度合いを深めていったのでした。
先日、別のNTTの部署から確認の電話がかかってきました。しかしおじさんに伝えたことも全く伝わっていず、一から説明しなおす羽目に。そもそも、連絡先は、僕の電話じゃなくて相方の方に……とか言ってたはずなんだけどなあ。「それでは本人確認をさせていただきたいのですが…」とか言われても、いやいや、この前おじさん、僕の免許証をコピーしたりしてましたけれどもそれでは駄目なんでしょうか?なんても思うわけですよ。
今日、工事の人が来て、ブロードバンドにつながりました。
予想通り、何の感慨もありませんでした。
だって今までも使えてたんだもの、ネット(ただ乗りでしたが)。
飯を食いながらおじさんのことを考えました。こんな、ブロードバンドのことなんて、10年前は影も形もなかったわけでさ、中年になってからこういうシステムの勉強とかして(もしくはさせられて)働くのって結構大変だよなと思う。大人になって始めたピアノがおぼつかないのと同じだ。
確かに、こういうインフラストラクチャーをしくのって、結構面倒だなあというのが今回の素直な感想。こうやって、線を引いたあとでも、今ひとつ、契約関係とかがよくわからないし。
でも、それにしても、あの説明はわかりにく過ぎた。
これはおじさんの個人的な問題なのか、それとも、NTTのビューロイズムのなせるわざで、おじさんは超巨大官僚機構の波に翻弄されているだけなんでしょうか。
それにしても、どうしてLANケーブルっていうやつは青いんでしょうか*2。
まるっきり部屋と調和しません。