ズボンの話。
ちょっと→前の日記で、「ズボンの同じ所が破れる」という話を書きましたが、実はその頃主に履いていたジーンズにちょうど穴が開きかけていたところだったんです。なんとかそろりそろりと履いてたんですが、4月になって、亀裂がだんだん見過ごせなくなってきた。
実は私、持っているズボンがものすごく少ない。
その理由は「痩せたら服買おう」と思っているから。
服を買いに行こうと思っても、せめてちょっと痩せてから買いたいなあなんて思うわけです。しかし、不思議なことに*1一向に痩せる気配がない。就職してからこのかた、体重に関しては終始右肩上がりなわけで、おまけに年をとると、なんか重力にあらがえなくなってきて、たぷたぷしてきた。
「脳みそ筋肉系」という言葉がありますが、あれのちょうど逆で「筋肉脳みそ系」です。ものすごい柔らかくてたぷたぷして、しわしわ。
なんで現在の不摂生なサイズで服を買うことを躊躇するのかというと、要するに、そのサイズの服を買うということは、現在のそのサイズを所与のものとして認めるということなんですよね。つまり、自分の現在の身体を受容できていない(「こんなはずではない!」)わけです。僕の中の乙女成分は。
しかし、甘いものとか、それとこれとは別なわけでね。痩せられない。意志が薄弱であるなあと思います。僕はタバコを吸いませんが、もしタバコをちょっとでも吸っていたら止められない性格だと思います。だから、外来に来る喫煙患者にあまり冷淡にふるまえない。
話を戻しますが、そういうわけで、僕のズボン達は、まるで弱小球団の先発投手陣のように、増援もなく、乏しい手駒をやりくりしていたわけですが、しかし一本また一本と怪我に倒れていったわけ。
遂に、残り三本になったのが去年の暮れ。
そして、四月の時点で、ローテーションの一角を担っていたジーンズが遂に破れたわけです。あとは、クリーニングが必要なスラックス的なズボンが二本。もう、これは、いい加減やばい。
というわけで、この前ユニクロに行って三本買ってきました。さすがユニクロ。安いし、なんか三本買ったら二本分のお値段的な感じで、非常によろしい。ズボンを買った値段ではないです。
ナニ、もっと買ってもよかったんじゃないかって?
いや、それはね、一応、もうちょっと痩せるかもしれないしネ……
ちゃんとしたパンツを買います。
*1:食生活や運動などを検討する限り、不思議でもなんでもないが