半熟ドクターのブログ

旧テキストサイトの化石。研修医だった半熟ドクターは、気がつくと経営者になっていました

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

R.I.P. my lip

去年の今ごろも書いていましたが、リップクリームの話。 リップクリームってのは、いくら家に予備が沢山あったとしても、持って出ていなかった時に唇がぱりぱりしていれば、それはもう、買うしかないのだ。 マーフィーの法則ではないが、リップクリームを持…

フィ「ギ」アのギ。

フィギュアスケート、すげえなー。と月並みな感想。 それにしても、エキジビジョンは、ピンスポットの照明で、周りはライブ会場とかで使われるような色のついた照明で、大層幻想的で綺麗でした。 競技の際はそれこそ、キンキンに白色灯で照らされていて、演…

梯子を外された話。

私は一応医者ですので、医療関係者が「梯子を外された」話と聴いてぴんと来るといえば、あっちへふらふらこっちへふらふらの厚生労働省の政策誘導でしょうか。 年度毎の改訂で、××加算みたいな新しいルールを作る。すると、その算定要件を満たすように医療機…

ウッドベースの自転車運び

この前、生まれて初めて、コントラバス(ウッドベース)を、自転車で運んでいる人を見ました。 僕は車を運転していたんですが、前方のT字路、僕から見ると右から左へ、えっちらおっちらママチャリで運んでいる若い男子。一番安い、茶色のソフトケース(という…

フラグ

「死亡フラグ」というものがありますね。 例えば戦闘中に同僚が昔話をはじめるとか、故郷に帰って結婚するんだとかいって許嫁の写真とか出したりとか、そういうシーンがあると、その人物はその後死ぬパターンが多い。いわゆる「お約束」の一種。 というもの…

情報の「濃さ」の粗密

ところで、ブログの場合はあまり意識することはありませんが、こうやってしこしこ書きためた文章って、量にすると案外少ないもんです。 僕は2000年にこの「半熟ドクター」を書き始めたわけですから、もう丸7年くらいやっている計算になります。でも、HPの総…

医師である僕が風邪の人に点滴をする理由(2)

前回、私は風邪に点滴なんて意味がないと書きました。 でも、風邪の人が来たら、点滴をします。 これは、論理的には明らかに矛盾しているし、少なくとも非科学的な行動ではありますね。初等医学教育ではこういう因習的ではあるが効果の不定な治療法は、しな…

医師である僕が、風邪の人に点滴をする理由(1)

今年はインフルエンザの猛威は、自分の担当している地域に関してはそんなでもないのだけれど、余所の話を聴いてみると、まあまあ流行っているという話もあるし、そうでもないという話もあって、今ひとつはっきりしません。 少なくともぼくに与えられた虫瞰的…

免疫「力」について

『あるある大事典』は打ち切られましたが、こういう「健康番組」すべてが見直される兆しは全くなさそうです。 マイナスイオン、抗酸化、免疫力。ともあれ、こうした商業主義陣営の絶え間ない企業努力によって、こうした用語はコンセンサスを得て、世上に流布…